ね年の「ね」2008 / 01 / 04 ( Fri )
新年 あけまして おめでとうございます。
三が日も終わり、 今日が仕事はじめという方もいらっしゃると思います。 どうか良い一年のスタートを踏み出すことができますよう、 心よりお祈り申し上げます。 今年の干支は、ねずみ。 十二支の一番はじめです。 本来なら丑(うし)が最初だったはずなのですが、 丑の背中に乗った、ねずみが、 ゴール寸前で丑の背中から、ぴょんと飛び降り ちゃっかり一番乗りを果たしたので、 名誉ある干支の一番はじめは「ねずみ」になったなどという物語もありました。 さて、ねずみの「ね」。 平仮名は、 漢字を元に創られた、日本独自の文字であることは みなさん、すでにご周知のことですが、 「ね」の元となった漢字は何だと思いますか。 正解は、12年後のお楽しみに!(笑) ![]() 実は「禰」という漢字です。 読み方は、「デイ」「ナイ」「ネ」。 神社の宮司さんのことを「禰宜(ねぎ)」と呼びますが、その「禰」です。 「禰」の俗字で、人名漢字として用いる場合などには「祢」と書かれます。 万葉仮名や変体仮名では「禰」を「ネ」の音に当てており 他には「年」「子」「熱」なども「ネ」の音に当てられています。 現在、私達が使用している、平仮名の「ね」は「禰」の草書体をアレンジしたもので、 カタカナの「ネ」は「禰」の示辺(しめすへん)の部分を使用したものなのです。 「年」「子」「熱」のどれかを「ね」に当てようと先人達が決めていたら、 今の「ね」は、別の形になっていたのかもしれません。 我々、書家は「平仮名」を書くとき、 単に「平仮名」の形を書いているわけではなく、 その元となった漢字を思い浮かべながら紙に向かっています。 考えてみれば、なんとも妙な職癖です。 現在、パソコン用に多くの和文フォントが開発、販売されています。 どんなに現代のデザイナー達が「自分の創ったオリジナルの書体だ!」 などと言って新しい書体を創造しようとも、所詮はアレンジ。 平仮名を創作した、いにしえの先人達のオリジナリティーには決して敵いません。 書家として、またデザイナーとして、 先人達の知恵と想像力に敬意をはらいながら、 今年も、自身の書の創作や仕事に臨んでいこうと思っています。 本年も「書家・瞬生の筆やすめ〜トラのたわごと」を どうぞ宜しくお願いいたします。 瞬 生 ▲よろしかったら、1日1回の、ひと押しお願いします。 今後の創作の励みにさせていただきます! |
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